夏の一夜を締めくくる〜フランチャコルタ〜
「いやーっ。今日も暑かった!喉乾いたしなんかグビッといきたいなあ〜。ビールビールビール!!」
そんな脳内から囁くよう「チョットオマチナサイ」なんて。ビールじゃないよって。まあ夏に飲みたくなるお酒ってやっぱり泡物がいいし、発泡酒もいいけど、今日は景気付けも兼ねて、ビールがいいしなあ。
ん?泡?ビールと炭酸水、他にもそういえばセラーにspumanteがあったなあ。そう思って家のセラーをごそごそ漁っているといましたいました。彼女が。
Franciacorta Barone Pizzini Saten
彼女を少し冷やし目にしていただきました!
見てください!
この結露。(いやそこは重要ではない。)まあ流石梅雨、日本を彷彿とさせる湿度の高いこと高いこと。(いや、やはり重要ではないが。)
そもそも
Franciacortaってなに??
となる。簡単にお話ししていくにで小耳を貸していただければ幸いですが、(この場合は小目とでもいうのか。そうではないだろう、日本語は奥が深いです。)ワインを少し考えてください。
Franciacortaとは?
イタリアの北。ロンバルディア州の東部フランチャコルタ地区で作られる
ワイン、スパークリングワインです!
スパークリングワインだけとっても、フランスのシャンパーニュや、スペインのカヴァ。ドイツのゼクトに最近ではイギリスのスパークリングワインに日本のワインも素晴らしいワインがたくさん!!
イタリアであとはエミリアロマーニャのランブルスコという葡萄から主に作られる黒葡萄のスパークリングも人気を博していますね。
ここエミリアロマーニャは生ハム、サラミ更にはパルミジャーノレッジャーノチーズの聖地でもあります。
ランブルスコとハムで地産地消なんて贅沢も魅力的です。白ワインが好きな人はマルヴァジア種の白ワインも相性が良さそうです。
さてそこをさらに北東に進めばフランチャコルタ地区に。
醸造方法は瓶内二次発酵を施し、深みのある素晴らしいワインは
シャンパーニュ方式で作られる。
(シャンパーニュはシャンパーニュ地方で作られたもの。従って、フランチャコルタはフランチャコルタ地方で作られたもの。)
フランスのシャンパーニュと聞けば皆様ご存知かもしれませんが、イタリアのスパークリングにはフランチャコルタもあると覚えたいですね。
(他にもたっくさんの名ワインがあります。)
シャンパーニュのノンヴィンテージのティラージュ(瓶詰めした際に、酵母と糖を入れ寝かせる作業)は通常15ヶ月。
一方フランチャコルタのティラージュは18ヶ月と少し長い。カヴァなどは9ヶ月。
瓶内での発酵(瓶内二次発酵)の役目を終えた酵母は澱になり沈殿してそこからはワインと触れ合い複雑な香味がでてきます。
熟成期間が長ければ長いほど味わいも深みも増していきます。そしてお値段も洗練されていくます。
どうしてもスパークリングはシャンパーニュオンリーだと思われやすい。逆も言わずとその通り!と思いきや違うのだが、、、。
なのでそんな今日はこんなワイン
バローネピッツィーニのサテン(戻ってきました。)をいただきました!
サテンは白ぶどうのみで作られたワインです。
フランスでは'Blanc de Blanc なんて言われますね。黒ぶどうを使わない反面からか、ピュアな酸味が特徴です!
そんなじめじめっとした夏の夜を
抜け出させてくれるような
ワイン、すっきり美味しい。
Organic winery in Franciacorta | Barone Pizzini
いい眠りを迎えられそうです。
しかし飲み過ぎはよくないです。 浅い眠りのもとです。
ちなみにシャンパーニュフランチャコルタは地区の名前で親しまれていますがフランチャコルタにしっかりその土地の名前の由来があるんですがご存知えっしょうか?
フランチャコルタの名前の由来。
様々な諸説が蔓延っていまして
いわゆるコルティ・フランケ関税免除の領地(ラテン語名curtes francae)に結びついています。11世紀にこの地にクリュニー会修道士たちがやって来てから、この領地は関税を課せられない自由貿易の地となりました。それが呼称の由来となっています。
これが一般的な話で
私がきいた話。
元々氷山の一角だったこの土地。古語になるのかフランコという言葉には日本語でいえば、えた、ひにんというような意味合いがあるそうで、元々この土地を修道士達がコルタ(古語でお金という意味)を払ってフランコ達に開拓させた。
というのが原来の由来だとか。
私も人に教えていただいたことをすぐ信じる癖がありまして語弊が生じてもご愛嬌を、、、
歴史はペーペーが語るほど薄くはないですね。勉強致します。
皆様もワインといい夢が見れますように。