絶滅は地球の進歩なのか衰退なのか、
「すいません、お水ください。」
まあ言葉の解釈は様々だが、多分からっぽの頭にいれたこの言葉は、どこかのお店で店員さんにむけた言葉である。
と考える方は多いかな。
通じて、日本人である善し悪しは別として、私がいかに、難なく今日まで平穏に過ごしてきた証拠である。ぬるま湯が好きなのも事実である。こんな発言は失礼だし控えるべきかもしれないけど、平和じゃない事を知らないで生きてきてます。知らない事こそ本当に怖いんです。けど目の前で何も起きないからそれは本当の恐怖というより、俯瞰的な恐怖に過ぎない訳です。
日本で生まれ、戦争も経験せず、乾かない世代と呼ばれる(実に上手く表現されておりその巧みな抜粋能力には脱帽です。)私は平和ボケとまで称される時代にいきている1人です。そこに
くわえて、生活に必要な神器達は常に形を変えて便利になっていく。
まさに文明の利器だ。
気になることをしらべたければポケットなんかに手を突っ込んで、画面を触れば、携帯から情報がすぐ得られるし、買い物なんかも今なら家にいてもネット通販でなんでも手に入る。
トイレだって自動で泡が出て洗浄もしてくれるし、そのうち掃除なんかいらなくなるんじゃないかって。
「不便」
いつかこの文字は使われなくなると思う。
他にも
「面倒くさい」
多分死語になる可能性がある。
だって嫌だって思ったり大変な事はやらなくたって問題なくなってきてるんだもの。
はたまた、発達のおかげで前より明らかに考える時間が短くなった。
時代についていけてない。
前述通り、わからなければ液晶にわからない単語を打ち込むだけ。
実に簡単だ。
でもわからない単語、内容が増えた。頭での理解はなくとも、機械に頼れば其の場凌ぎにはなるからね。
わからない内容を調べても覚えが悪い。
覚えられなかった言葉をまた調べ直す。
そんなあやふやな記憶がふえる。
そうすると、調べたかすら疑問を抱く。
そうやってどんどん私の思考は浅はかになっていく。
その曖昧な記憶をサポートする機械が増えていく。
生きてこられてる素晴らしさに曇りがかる。
弱肉強食の意味をふわふわ考えていた私は、大きな間違いだと気付きました。
言葉通り
動物界でいうと、百獣の王、ライオンとか強いと感じてました。
弱いものが強いものに狩られる。
強いものが弱いものを狩る。
あながち間違っていないですし、事実なんですが、どうやら
強い=生存能力が高いとは一概には言えません。
それはそうですよ。ならばこの世界を生き抜く生き物は恐竜のような大きな生き物や熊のような獰猛な生き物だらけになるべきだもの。どうしてゴキブリやネズミがアンダーグラウンドを牛耳っているかという事ですね。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13900957/
幼少期に描いてた所謂、かっこいい動物達は少しずつ減ってきてるみたいです。
絶滅危惧種
絶滅種、
絶滅です。
もういないんですって。
いま私達が生きてこれてるのは
私達全体の輪で作った文化が時代を生きてきたからだと思います。
そして集団でいきてきたから
いままで生きてきたんだと思います。
1人では生きていけないのは人間に生まれた宿命でした。
いつか機械に教えてもらうんでしょうか。
「絶滅危惧種らしいね人間って。」「そもそもいなくなる運命だったよね。」