想いは国境を越えて消費者に。
届きました。
実は先日あげた記事に一緒に写ってたワインなんですが、このワインを是非皆様にも味わっていただきたくてですね、記事にあげております。少しばかりお付き合いお願い致します。
Jean-Mark-Brocard
ジャンマルブロカール
今回は彼が造るフランスの白ワイン、シャブリのワインです。
、、、やはりどう美味しいかは画面越しに反映されにくく、私の語彙力の未発達の現況では難しいと感じたので
端的にまとめました。
私の文は読みづらいですが、ワインは風光明媚そのものです。
ここまで読んでいただけたらそのまま赤い文字に目をうつしてくださいませ。
- 家族で葡萄造りをしていること
なかなかシャブリ地区という土地は大きな企業が独占することが多く(良いビジネスになるから)ってほとんどの広大な畑が所有されている。
そんな中で根強く家族経営をしてるのが彼らである。
- 手摘みのみならず機械での摘みも行っている。
比較的手摘みは、目利きのある醸造家が良い葡萄を選別する(ここでいう良いは傷の無い、腐っていない葡萄)。しかしコスト、時間がかかる。
機械はその逆。
収穫は早いが手摘みに比べるとどうしても選別が難しい。
しかしながら
効率的に取れる。
シャブリの地区は比較的ほとんど同時に全ての葡萄が熟すと考える本人は、機械でのメリットも見出した。
早く取ることもこの地に向いている。
この発想には脅かされた。
アルザスやドイツなどの特定の地域では断崖絶壁のような人による収穫が難しいところで余儀なくされるものだと思い、
手摘みが最良なのかと思っていたから。
- ビオディナミ栽培にこだわる
これは大きい。
オーストリアの哲学者、ルドルフ・シュタイナーの思想に基づいた農法。
自然に沿った農法。
(細かくいえば太陰暦や惑星の配列から剪定を変えたり、自然界の存在する物質を使用し、宇宙の生命エネルギーを受けて畑を造る考え。)
自然界の物質って?
これも色んな方面からいけるが、
身近である、牛。
牛糞を雌牛の角に詰めて、それを秋口に
土に埋め、春を迎える。
この冬の間、埋めてた
角を粉々にして畑に蒔く。
何が起こる?
土の中の微生物が紛れもなく活発になり、葡萄の樹を強くする。
最近だと
イタリア、ロンバルディアで造られる
フランチャコルタの一種で、
きのこ菌をまくが、同じ原理みたい。
シャブリという地区は
年間の平均気温は低い。
しかし湿度が高く、ビオディナミ栽培には向いていないといわれてる。
湿度は雑菌と親友であるから。
そして彼らは
- ミネラル
- 純粋
- フレッシュ
こちらに重きをおく。ステンレスタンクでの発酵である。
シャブリではウィリアム・フェーヴル
など、偉大な作り手がいる。
彼もステンレスタンクで造る。
私も名前での勉強しかない。(少し値段の張るので手がつけられない。)
しかし、ジャンマルブロカール達は
そんな手のつけられないワインにしてはいけない。
毎日でもテーブルに立ってるようなワインにしたいというのが、信念である。
心をくすぐる。
彼らは固定観念にはとらわれない。
つまりは私の憧れであり、目標でもある。
もっと1人1人造り手の心を忖度して、敬意を表して、食べ物、飲み物を頂きたいと渇仰したい。
感謝して今日はまたワインをいただきたい。