【第2話】窮地への誘い
悩みは生きていく上で必要な物が頭を常に回想している。
実際には星の数ほどの悩み。とは言わないが、日本で例えるなら都道府県の数ぐらいはある。(少ないかも知れない)
【ジョインする前日の夜】
辞めるにあたり、ここで働いていた時期を振り替えると、色々なことがあった。
何も出来ない私に叱咤激励を送ってくれる熱い先輩。
元々苦手だったコーヒーを大好きに変えてくれた先輩。
ソムリエの試験を応援してくれたチーム。
私にとっては大切なチーム、お客様、大切な家族という『人』と共感できる喜びを知れたことは一番の宝物である。人間になれた気がした。
人間は人と人との間に生きている
しかし悪い側面もあった。
結論からいうと、目的の再設定が出来ておらず、そこからの私は考える事をやめていた。というのも、考える時間がありすぎて自分自身から逃げていた。本当はただ自分自身と向き合う勇気がなく、ただただ、過ぎていく時間を生きていたのかとしれない。勿体無いぞー、早く気づけ!
なんて当時の僕に伝えたい。
とまぁ、常に色んな感情が交錯して自分を見ないようにしていた自分と離れる決心がついたのはまた後日伝えたい。
【ジョイン当日】
■6時
自然と目が覚めて体から来る『寝たら気持ちいいよ~?』なんて悪魔の囁きはお茶の子サイサイ、苦手意識の強い『洗濯物』なんて自らやっちゃうぐらいだから是非みんなにもトライしてほしい
環境への依存を外せば見えていなかったことが見えてくる
■9時
この日は土曜日だが、子供達は保育園に預ける。つい昔までは泣きじゃくって「行きたくない!パパといたい」なんて夢の中の話だ。今は楽しそうな背中を見送っている。
少々寂しい気持ちもある。というより喜ばしい反面寂しさが強い。
そんな感情と平行に時間は進んでいく。三時間後から仕事だ。
■11時
朝食を済ませたのが早かったので、早めのお昼にしていた。内容は、、曖昧な記憶なので伏せておく。多分納豆だったかな。
■13時
初日最初の仕事は「座談会」という名目で行われる、いわば企業説明会のようなもの。
語弊が生まれるので最初と伝えておくと、私のいるこのチームは企業、会社ではない。法人登記をしていない、スタートアップ企業である。ここについてはまた詳しく話していきたい。
なのでチームのヴィジョン共感の場として設けている会なのだそう。
魅力的。
そんな何も出来ない自分を受け入れてくれたチームのことはまた伝える
何も出来ない私を受け入れてくれたチーム。底辺から始まるスタートなら登っていけばいいと考えていた。この頃は。
てっきりがむしゃらに上だけ見つめていればいいと思っていた。
壁だとすればよじ登る策が必要だった。
つづく