人生を生きようと決めた時。~魔法の魔法~
たくさんたくさん。たくさんたくさん、私達の人生にはわくわくが潜んでいて、楽しい事だらけで、毎日無意識に何気なく生きてる生活にたくさんの(楽しい以外にも色んな喜び)ヒントがある。そのヒントに焦点を当てて視野を広げていこう。
よくそんなお話を情報社会から聞いたり、見たりして影響を受けて、意識してみるんですが、中々、小さな瞬間からヒントを見つけるには慣れない作業でもあるし、皆、答えは違うから果たして違和感や疑問に感じた事に正解を求めて、結局それの答えが正しいかなんて自分でさえわからない。って思ったりします。自分がわからなければきっと他人もわからない。
じゃあ分かることだけが、正しいのか。やっぱり結果論じゃなくて、その過程をしっかり見つめていこう!色んな誘惑にもしっかり身を置いて、画一的になりがちな自分から一歩。
と言わずに、半歩だけ動こうかな、いや、半歩の半歩だけ動く。と小さな行動を変えてくれるような良書に出逢えたと思います。
- 営業の魔法
- 営業(他にも)に必要な3つの力
- 十二の魔法 ~瞬間の沈黙~
- その2 ~人間力~
- その3 ~売らない営業~
- その4 ~既成概念~
- その5 ~応酬話法~
- その6 ~二者択一話法~
- その7 ~イエス・バット話法~
- その8 ~質問話法~
- その9 ~類推話法~
- その10 ~推定承諾話法~
- ~クロージングの8つの基本~
- その11 ~肯定暗示法~
- 最後の魔法 ~ポジティブ・シンキング (陽転思考)
- ~余談~ 営業の心構え
営業の魔法
この魔法を手にしたものは必ず成功する
著者:中村信仁
営業(他にも)に必要な3つの力
- 集中力
- 会話力
- 渦潮力
集中力とは、自分自身ではなく、相手を如何に集中させるか。そして自分だけに注目させる力。
- 集中力
会話力とは、一方的におしゃべりするのではなく、双方向で話し合う力。
- 会話力
渦潮力とは、相手を自分の流れに巻き込む力。
- 渦潮力
生きてく上でも知恵になるようなお話でした。冒頭からでもこのようなお話がストーリー形式になっていて、分かりやすい本です。
理想と情熱をもって営業職についた小笠原君(主人公)。そんな彼は成約件数ゼロ件の営業マン。すっかり燃え尽き症候群になっている小笠原君(主人公)が成約をとれず、毎日を路頭に迷いやる気を削いでいるそんなある日、
喫茶店で、素晴らしい営業マンの紙谷さん(師匠)に出会う。
そんな紙谷さんとの出会いからダメ営業マンとまでいわれた彼のサクセスストーリーになっているのがこちらの本。
十二の魔法 ~瞬間の沈黙~
- 会話には『間』が必要。
- 相手に考える時間を与えるのが『間』。
- 相手が目線をはずしたら、『間』を必要とするサイン。目線を戻したら、理解した(または質問が出てくる)というサイン。
- 『間』がプレゼンを深くし、選択と判断をスムーズにする。
- 『間』によって、人は選択と判断を繰り返すことができる。
- 『間』という沈黙の恐怖に負けないこと。
- 小さな選択と決断を繰り返すことで頭の中が整理され、最終的に大きな結論を導くことができる。
興味がある話の裏には話し手の弛まぬ努力が隠れているわけです。
関心がわくにも相手が興味を沸かせる時間も持たずしてズカズカはなしこむの人間同士。お互いは尊重し合う大切さを教えてくれました。
その2 ~人間力~
- お客様からノー(能)をいただき自分の欠点に気付き、学び、成長していく。
- 成長することで広い視野を持つことができる
- 人が受ける試練というものに乗り越えられないものはない。
- 人の出会いはすべて必然だ。それは成長のための必然である。
- 常に謙虚で、そして正直である。
意志が弱い人の対義語が、否定的な人には確実にならないと教えてくれました。
柔軟に。
その3 ~売らない営業~
- 商品を売るのではなく、顧客の問題解決のお手伝いをする。
- そして共に成長し感動を共有する使命を担っている。
- 『ありがとう』ということばが自分の報酬。
自分一人じゃ生きていけないのと同様で、人は人であるらしい。
その4 ~既成概念~
- イメージの限界が自分の限界になる。
- 可能性を広げるには、想像力を鍛えること。
- 不可能とは、既成概念によって、いつも自分が勝手に決めつけているに過ぎない。
- 自分で創ってしまった自分の限界は、常に破り続けなければならない。
- 既成概念は弱気な心のアドバイザーだ。
ネガティブに考えれば枠にはまった生き方になり得ないのが怖いところで、あくまで指針として深掘りしない方がいいのかなと教えてくれました。
その5 ~応酬話法~
- 正しく使うこと。
- 相手の考えや意見を尊重した上で自分の考えを伝えること。
- 説得ではなく納得していただくための会話力
- 相手の不安を速やかに取り除き、有意義な結論を導く。
- 人は普段考えていることがことばになる。
- 技術の前に正しい心を。
- 口はひとつ、耳は二つ。まず心でしっかり相手の話を聴くことから始まる。
その6 ~二者択一話法~
- AとBの二つの引例を用意する。
- 大きなグループから、的を小さく絞ってゆく。
- 相手がイメージしやすい引例を使用する。
- アポイントは自分の予定を上手にかわすこと。
- 5分という時間は30分の了解と同じ
その7 ~イエス・バット話法~
- まず、お客様の意見を肯定すること。
- その意見に対して質問を繰り返す。
- すると、お客様自身が違う考えを自分自身で導きだしてくださる。
- 〈補足〉
- しかし、技術や乱用するのではなく、営業職の使命を全うすること。
- やり方ではなく在り方を大切に。
その8 ~質問話法~
- ノーが出たときこそ、本音を聞くチャンス。
- 明るく笑顔で白旗を掲げ「本当のところはどうなのでしょう?」と聴く。
- お客様自身、意外と自分の本音には気づいていないケースが多い。
- 本心を教えていただいた瞬間から、徹底的にその解決に集中する。
- そして、常に笑顔で自信に溢れた表情と態度でお客様に接すること。
その9 ~類推話法~
- 一つ一つの例え話を交えて、伝えたいことを話す。
- 第三者のことばとして活用できるため、謙虚な姿勢を保ったまま活用できる。
- 数多くの例え話を用意する必要がある。
その10 ~推定承諾話法~
- その商品を活用することを前提に、様々な条件確認作業を行う話法。
- もし、仮に…という前置きでドンドン問い掛ける。
- 推定承諾話法と二者択一話法などはミックスして使える。
- クロージング(成約に繋げるため)のスイッチである。
~クロージングの8つの基本~
- あわてない。
- 余計なことをしゃべらない。
- 『間』をとる。
- 悲壮な表情、態度をしない。
- 物乞い調にならない。
- 悠然と。
- ジッと待つ。
- そして、クロージングを掛けているという意識を強くもつ。
その11 ~肯定暗示法~
- 曖昧なことばを一切排除して、すべて『イエス』を前提に『いい切る』技術。
- ポジティブ話法ともいい、語尾に『?』の付くいいまわしを一切やめて『!』を付けて力強く断言する。
- 購入を前提に結論に持っていく。
- 『先義後利』を忘れないこと。
最後の魔法 ~ポジティブ・シンキング (陽転思考)
- 明確なビジョンのもとで、それに向かって思考を集中し断固たる勇気を持って行動すること。
- ビジョンから目をそらさないこと。
- 身を投げ出す勇気を持って歩くこと。
誤解を招く前に申し上げると、(多分ないと思いますが)この魔法のお言葉の数々は私がまとめたわけでは断じて、ない。
しっかりと読まずしても、本の最後のまとめを読み上げればきっちりかいてある。
しかし、著者の方の分かりやすい物語形式からサクッと読みやすいように厳選された言葉の選択。目の前で著者が私に"聴かせて"くれているようなこちらの内容には脱帽です。
~余談~ 営業の心構え
- 営業の形(基本)は、聴く、観る、伝える、の三つだけ。
- 目標は決意した瞬間に九割が達成されている。
- 目標をクリアした先に目的がある。
あくまで、自己中心的な考えでは上手くいかないんですね。利他主義である一貫性が大切だと教えてくれました。
タイトルにもしたように人生を強く、生きようと思えるそんな心のこもった本です。
ただただ、引用しただけですが、自分自身で感じた事を活用するのが一番良いです。そして皆様にこの本を手にとって、ストーリーを感じていただきたいですし、去ることながらに、自分の復習を目的に、もう一度自分への教訓として書き続けております。
そして、こちらの本は、営業職以外にもたくさんの勉強ができる一冊でした。